TOEICで800点以上を取る最も効率の良い勉強法
こんにちは!社会人3年目のみかんです!
今回はTOEIC800点取得を目指す勉強法についてご紹介します。
TOEIC800点は多くの英語中級者が目指す一つの壁となるスコアです。
「800点以上を取るなんて難しそう…」
「英語が苦手だから800点なんて無理」
そう思っている人も多くいるかもしれません。
私が最初TOEICを受験した際のスコアは500点ほど、、その後勉強方法を試行錯誤した結果860点取得することができました。元々英語は得意ではなく、高校生のときはクラスで下から数えたほうが早いくらいの 点数を毎回取っていました。。英語の習熟度別クラスもいつも下のクラス。 こんな私でも800点以上を取ることができたので、勉強方法さえ工夫をしてきちんと勉強すれば800点台までは取ることが出来るかと思います!
ぜひ800点以上を目指して勉強したい、という方は参考にしてみてください!
- 800点はどのくらいのレベル?
- TOEIC 800点以上取るとどう有利になる?
- リスニング・リーディングそれぞれのスコア配分
- TOEIC800点を取得するために必要な勉強時間は?
- TOEIC本番までのステップ
- 800点取得のための勉強法
- まとめ(TOEICの勉強で一番大切なこと)
800点はどのくらいのレベル?
よく800点を取ると就職や転職で有利になるって聞くけど、そんなにすごいの?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
まずは大学生の平均点から800点はどの程度のレベルか見てみましょう。
大学生の平均点
大学生の平均得点は、下記の表を見て分かる通り、①公開テスト(誰でも受けることができる)は、567点、②IPテスト(学校での実施など団体での受験)は454点とのことです。800点を取得すれば大学生の平均点をかなり上回ることができ、周りの人と差を付けられることが分かりますね!
■TOEIC公開テストの大学生の平均点
■IPテストの大学生の平均点
社会人の平均点
続いて社会人の平均点についてご紹介します。
TOEIC® Program DATA&ANALYSIS 2020(https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/pdf/DAA.pdf)によると、
社会人のTOEICの平均点は、公開テストは612点、IPテストは497点です。
社歴別でみると、下記のようになっています。
内定者と新入社員で大きく平均点が乖離しているのは、就職活動のために
なるべく高いスコアを取ろうと頑張るからなのでしょうか?
TOEIC全体のスコア分布
続いてTOEIC全体のスコア分布から800点のレベル感を見てみましょう。
こちらはTOEICが公式に出している「公開テスト 平均スコア・スコア分布一覧」を元に筆者が作成したスコアの分布になります。※2021年1月10日午後の公開テスト
公開テスト 平均スコア・スコア分布一覧を元に作成(https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist.html)
こちらも見ると分かる通り、795点以上を取得している受験者は、17%弱ほど。
全体の受験者の2割にも満たないということになりますね。
決して簡単ではない、800点。だからこそ、取得をすれば”すごい!””英語出来るんだね”と周りから評価されます!
TOEIC 800点以上取るとどう有利になる?
大学生
大学生のうちにTOEIC800点以上を取って有利になると感じる場面はやはり就職活動かと思います。
一般的には、TOEICのスコアを履歴書に書けるのは600点くらいから、
英語が得意だとアピールできるのは、800点くらいからと言われています。
就活では、特に外資系企業や商社、海外支店のある会社、また航空系など海外に関わりのある会社を受ける際は有利になるかもしれません。
あと私が一番TOEICを取っておいてよかったと感じた点は、面接やESでのエピソードとして語れること!学生時代に頑張ったことなどで、TOEICの点数を上げたエピソードを話せば向上心などをアピールすることができます!
社会人
800点以上を取れば会社によっては、転職でも有利になります。
IIBCが行った英語活用実態調査2019によると(https://www.iibc-global.org/iibc/press/2019/p128.html)中途の採用でも50%以上の企業がTOEICのスコアを参考にしていると回答しています。社員に期待するTOEICの平均スコアは
海外部門で、690点となっています。800点以上取得をしていれば自分の武器の1つになり、面接でもアピールできるようになります。
リスニング・リーディングそれぞれのスコア配分
一般的にTOEICはリーディングよりリスニングのほうが点数は高くなる傾向になります。
TOEIC公開テストの平均点を見ても、毎回リーディングよりリスニングのほうが点数は高くなっています。
ですので、リスニングで取れるところは取って、その他をリーディングで補うのが良いかと思います。リスニングは8-9割程度、リーディングは7-8割程度を目標にしましょう。
リスニング:400-450点(満点は495点)
リーディング:370-400点(満点は495点)
TOEIC800点を取得するために必要な勉強時間は?
では、800点を取得するのに一体どの程度勉強する必要があるのでしょうか。
一般的には100点UPするのに200-300時間が必要ということが言われています。
下記は、オックスフォード大学が作成したものです。
Current Scoreが現在のスコア、Target Scoreが目標とするスコアとなります。
例えばCurrent Scoreが250点の場合、Targetスコアとして350点を目指すためには200時間の勉強時間が必要ということが分かりますね!点数が上がるにつれて必要な勉強時間数は上がっていきますが、おおよそ100点UPするのに200-300時間程必要ということが分かります。
ですので、1日2-3時間勉強をすれば、3ヶ月で100点UPできるということとなります。
現在600点の方は、1日2-3時間の勉強を半年ほど、
現在700点の方は、1日2-3時間の勉強を3ヶ月ほど続ければ良いということです。
勉強の仕方によってもちろん変わってきますので、あくまで参考程度に。
TOEIC本番までのステップ
続いてTOEIC800点を取得するまでの具体的なステップを見てみましょう。
①受験日程を決めよう。
まずは受験日程を決めましょう。いつ受験するかを決めてしまえば、モチベーションがあがりますよね!
TOEICは月に1回、午前と午後に開催しています。
詳しい日程は下記の公式サイトからでチェックしてみてください。
https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/guide01/schedule.html
②スケジュールを立てよう。
続いてスケジュールを立てましょう。
予定しているTOEIC当日までに何をやるのか大体のスケジュールを決めておくことがおすすめです。参考までに私が700点から800点を取得した際のスケジュールはこちら。
TOEICをあまり受けたことない人はここまで細かくスケジュールを立てるのは難しいかと思いますが、上記を参考に1ヶ月目までに単語帳を1周するなど、決められるところはスケジュールを立てておくことをおすすめします。
③参考書を購入しよう。
受験日と大まかなスケジュールが決まったら参考書を購入しましょう。
TOEICの参考書は数が多く何を買えば良い迷ってしまうかも多くいるかもしれません。
ちなみにこの記事で使用している参考書は以下のものです。
・TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ。
・1駅1題 新TOEIC(R)TEST 文法 特急
・TOEIC 公式問題集7
・究極の模試600問+
こちらの記事でもおすすめの参考書をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
800点取得のための勉強法
リスニングの勉強法
続いて具体的な勉強法についてご紹介します。
まずはリスニングの勉強法についてです。
リスニングを上げるには、洋画を見る、洋楽を聞くなどの勉強法があげられますが、
色々試した結果TOEICで最速で結果が出るのはやはり公式問題集をやることです!
目標がTOEICのスコアアップではなく、英語が話せるようになりたい、という方は洋画や洋楽を活用して勉強するのがいいかと思いますが、TOEICスコアUPには少し遠回りな勉強法になってしまいます。
まずは公式問題集のリスニングを1冊(2回分)解いてみましょう。
その後、解答を見ながらシャドーウィングとオーバーラッピングを行ってみましょう。
▽シャドーウィングとオーバーラッピングとは?
シャドーウィング:0.5~1秒程度お手本の音声を追いかけながら読み上げる方法
オーバーラッピング:スクリプト(文章)を見ながら同時に声を出して、読み上げていく方法
まずはシャドーウィングを行って慣れてきたらオーバーラッピングに挑戦してみましょう。シャドーウィングはテキストを見ずに真似ることが普通ですが、難しい場合はテキストを見ても大丈夫です!慣れてきたら見ずに挑戦してみましょう。
大切なのは、どちらも英語の意味をしっかり考えながらお手本の発音を真似ていくことです。
本当にこの勉強だけでいいの?と思われるかもしれませんが、色々な問題集に手を付けるより、2~3回分くらいのリスニング問題を覚えてしまうくらい、何度もシャドーウィング・オーバーラッピングを繰り返してください。
リスニング力が上がっているのを実感できます。
リーディングの勉強法
続いてリーディングの勉強法をご紹介します。
リーディングのポイントは単語・文法・公式問題集です。
単語帳を完璧にしよう。
1冊の単語帳を完璧にしましょう!
おすすめは、
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ。
TOEICの単語帳で最も有名なものです。
この1冊を完璧にすれば、TOEICに出てくる単語はほぼ網羅出来ます!
おすすめは単語を書いて覚えるのではなく、とにかく単語帳を見る回数を増やすという勉強法。TOEICのL&Rには、単語を書く問題は出題されません。書いて覚えた気になるより、とにかく見る回数を増やして意味を頭の中に焼き付けましょう。
文法書を完璧にしよう。
パート5は、30問の文法問題が出題されますね。ここは知識があれば解けるパートなので、800点以上を狙うのであれば確実に取っておきたいパートです。
文法でおすすめの参考書はまたまた特急シリーズの「1駅1題 新TOEIC(R)TEST 文法 特急」です。
私もずっとお世話になっていた参考書。これさえ完璧にしておけば、パート5の点数は確実に上がると思います。解き方を分かりやすく解説してくれているので、この参考書をやるかやらないかでパート5の解き方が変わる、それくらいすごい参考書です。(激押し)
1冊の公式問題集を何度も解こう。
問題になれるためにはやはり公式問題集が一番。
TOEICでは似たような問題が良く出題されるので公式問題集で慣れておくことが重要です。こちらもリスニングと同様に、
①まずはさらっと一回解いてみる。
②答えを見て、分からなかった単語は必ず調べて自作の単語帳にまとめて覚える。
③2回目は、音声をダウンロードしてテキストを見ながら、聞いてみる。
長文の意味を音声と同じスピードで分かるようになるまで。
④3回目は、リスニングと同様シャドーウィングとオーバーラッピングを繰り返す。
ここまでやれば、公式問題集マスターになれるはず!深く考えなくても意味が分かる、
そのくらいのレベルになるまで何度も繰り返してみましょう。
公式問題集は1~7までありますが、最新版を買いましょう。
TOEICは徐々に難易度が上がっているとのことですが、現行に最も近いのは公式問題集7となっています。
公式問題集以外におすすめのコスパ最強問題集
TOEICの公式問題集は、2回分の問題が収録されていて値段は3,000円強ほど。
一方私のおすすめの問題集「究極の模試600問+」は、値段はほぼ同じで3回分の模試と1回分の復習用模試が収録されています。
公式問題集より解説も丁寧で、なんと動画での解説もついています。
またアルクの自動採点センターに回答を入力すると自動で採点はもちろん、予想スコアや苦手な問題の傾向も教えてくれます。
でも公式問題集と比べて問題の質は大丈夫なの?と少し心配になりますよね。
この問題集の著者は前田ヒロさん。TOEICを知り尽くしたTOEIC研究の第1人者です。
こちらの問題集自体も公式問題集や公式テストを研修し、バランスよく問題がまとめられているものとなっています。
唯一のデメリットとすれば、リスニングの音声が本番のスピーカーとは違うということです。(公式問題集は本番と同様のスピーカー)
しかし、さほど気になるような大きな違いはなく、こちらの問題集でもリスニング対策には問題ないかと思います!
まとめ(TOEICの勉強で一番大切なこと)
3年間、様々な勉強法を試してきて最も大切だと思ったことそれは
とにかく1冊の問題集を完璧にやる、ということです。
不安になると色々な参考書に手をつけてしまいたくなるかと思いますが、
2~3冊の問題集を完璧にする、それが最も効率の良い、またコスパのよい勉強法です!
TOEIC800点以上を取ることは、周りから評価をされる、でもそれだけ簡単なことではありません。しかし、きちんと勉強すれば誰でも取れる点数です!
自分の自信になるTOEIC。私はあの時、必死に勉強してよかったなあ、と思っています。ぜひ今回の記事がみなさんの勉強のお役に立てば幸いです。